冬の肌トラブルには、大きく3つの原因が重なっています。
1、空気の乾燥（外からのダメージ）
冬は外気の湿度が下がるうえ、室内では暖房を使うことで湿度が極端に低下します。この乾いた空気が、肌の水分を容赦なく奪います。
2、皮脂の減少（内からの変化）
気温が下がると血管が縮まり、血行が悪くなります。すると、肌を守る天然のクリームである「皮脂」や「汗」が出にくくなり、無防備な状態になります。
3、バリア機能の崩壊（肌の状態）
湿度が20〜30％以下の環境では、肌表面の角質がめくれあがり、隙間だらけになります。これが「バリア機能」が壊れた状態です。

冬の肌は…「レンガ(細胞)をつなぐセメント(油分・水分)がスカスカとなり、隙間だらけになった壁」と同じ状態です。

①クリームの役割は「フタ」をするだけ
ボディクリームの役割は、あくまで肌表面の「保護」です。健康な肌にフタをして、水分を逃がさないようにするためのものです。

②冬の肌は「穴の開いたバケツ」
バリア機能が壊れた冬の肌は「穴が開いた状態」です。 穴の開いたバケツにいくら水を足してフタをしても、隙間から水分はどんどん漏れてしまいます。
フタ（保湿）をする前に、まずは穴（肌の構造）を修復しなければ、乾燥は止まりません。

③「かゆみ」はクリームでは止まらない
また、かゆみは肌内部の「炎症」です。一般的なボディクリームには、この炎症を鎮める成分が入っていません。
かゆみを我慢できずに掻いてしまうと、肌はさらに傷つき、バリア機能が壊れる…という悪循環に陥ってしまいます。
洗えば落ちてしまう一時的な保護ではなく、「構造の修復」と「炎症の鎮静」が必要です。

表面を保護するだけでなく、肌の内側から働きかけてトラブルの元を断つ。それが市販薬の役割です。
健康な肌は、細胞と水分がレンガのように隙間なく並んでいますが、乾燥した肌はこの並びがガタガタに崩れてしまっています。
市販薬は、この「崩れた内部」に対して、以下の3つの作用で働きかけます。

①構造の修復
ガタガタに崩れた皮膚の構造を立て直し、肌が本来持っている「水分を保つ力」を回復させます。

②血行の促進
肌の血行を良くすることで代謝を高め、新しい肌への生まれ変わり（ターンオーバー）を助けます。

③炎症の鎮静
保湿だけでは止まらない「かゆみ」の原因（炎症）を鎮め、悪循環を断ち切ります。
それぞれの作用を持つ代表的な市販薬をご紹介します。

以下の3つの成分が、それぞれの働きで崩れた肌構造を立て直します。
【ヘパリン類似物質】 皮膚の構造を整え、保水機能を回復させます。
【尿素】 乾燥でカチカチに固まった肌を解きほぐし、水分を含んだ柔らかい土台へと変えます。
【アラントイン】 ひび割れてしまった肌の組織を修復し、なめらかな表面にするのを助けます。

肌の悩みに根本からアプローチしたい方へ

寒さで滞った血流を改善し、肌の生まれ変わり（ターンオーバー）を早める成分です。
【ビタミンE】 血管を広げて血の巡りを良くし、有効成分を肌の奥まで届けます。
【尿素】 肌表面の古い角質を取り除き、新しい肌への代謝を促します。
【アラントイン】 血行促進成分とともに働き、傷ついた患部の修復を助けます。

一刻も早く肌悩みを解決したい方へ

「かゆみ止め」＋「抗炎症」＋「保湿」。 3つの成分をバランスよく配合し、かゆみの元となる炎症を鎮めながら潤いを与えます。

お風呂上がりや布団に入ると、体がかゆくなる方へ