「少し太ってきたかな？」と思っても病院に行く人はほどんどいないと思います。
しかし肥満を放っておくと深刻な病気に繋がることはご存知でしょうか。

日本肥満学会によると、肥満は次の11の病気を引き起こします。

1. 耐糖能障害（2型糖尿病や耐糖能異常など）
2. 脂質異常症（血中コレステロールや中性脂肪の異常）
3. 高血圧
4. 高尿酸血症・痛風
5. 冠動脈疾患：心筋梗塞・狭心症
6. 脳梗塞：脳血栓症・一過性脳虚血発作
7. 非アルコール性脂肪性肝疾患
8. 月経異常・不妊
9. 閉塞性睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群
10. 運動器疾患：変形性関節症（膝関節症や股関節症など）・変形性脊椎症
11. 肥満関連腎臓病

以上のように、肥満は様々な問題を引き起こすことが分かっています。
これらがすぐに起こるわけでなく、時間とともに起こるリスクが上がると言われています。

逆に痩せすぎの場合は、身体的や精神的に悪影響を及ぼします。
身体的には、無月経、不妊、出産時体重の減少、骨減少症、貧血などがあります。
精神的には、注意散漫、焦燥、倦怠などの悪影響があります。

適切体重を維持することが、健康でいられるポイントとなります。

身長に合った体重のことをいい、もっとも病気になりにくい体重です。
「身長（m） × 身長（m）× 22」 で計算することができます。

例：身長160㎝の人の場合
1.6(m)×1.6(m)×22＝56.32kg≒56kg

適正体重は、健康を維持するために重要な指標となります。

色々な方法があります。
いくつかの方法を紹介します！

・血行をよくする
お風呂に入ることで、身体を温めることで血流がよくなり代謝が上がり、自律神経も整います。
38～40℃の湯船につかり10～20分程度を目安につかるようにしましょう。

・適度な運動
朝や夕方以降の涼しい時間帯を選び、積極的に体を動かすようにしましょう。
オフィス内の移動に階段を使用するなどのちょっとした運動をするように心がけましょう。
また、軽やいストレッチやマッサージをすることにより、筋細胞が増え代謝を挙げることが期待できます。

・バランスの取れた食事
暑いからと言って、冷たい食べ物やアイスクリームなどのカラダを冷やすものたくさん食べてしまうと体を冷やしてしまいます。
体が冷えると熱を逃がさないように血管が収縮してしまい結構が悪くなってしまいます。
毎食食べるように心がけ、胃に負担の少ない良質なたんぱく質(肉、魚、大豆製品、卵）やビタミン類(野菜、果実)をバランスよく食べましょう。

・筋肉量を増やす
消費エネルギー量を増やすためにも、筋肉量をふやすことです。
筋肉1kgあたりの消費エネルギー約13カロリーなので、筋肉量が増えればその分の消費エネルギも増加します。

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