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知らないと損?プレップでHIVを予防することができます。

HIV感染症

現在HIVは早めの検査や適切な治療を受ければ症状を上手くコントロールできるようになりました。しかし、月々の通院や治療費が高額になるケースも少なくないため、万が一に備えて予防方法を知っておくことが大切です。

HIVとは?

HIVとはヒト免疫不全ウイルスのことです。HIVは免疫細胞に感染・破壊するため、病状の進行と共に感染者の免疫が低下し様々な感染症などの病気にかかりやすくなります。感染後治療がされずに免疫低下が重篤な状態になると日和見感症や悪性腫瘍を発症する状態になり、この状態をAIDS(後天性免疫不全症候群)と言います。

HIVの症状

治療がされなかった場合以下のような症状の経過をたどります。

急性期(感染から2~4週間)

発熱 のどの痛み だるさ など風邪やインフルエンザに似た症状がみられます。

無症状期(数年~10年)

症状はありませんが、終盤で長引く下痢、急な体重減少や帯状疱疹、口腔カンジダ症などにかかりやすくなります。

AIDS期

日和見感染症(健康な人なら感染しないような病原体による感染症)や悪性腫瘍など様々な病気にかかりやすくなります。

*厚生労働省ではAIDS発症の基準となる23の合併症を掲載しておりますので、参考までにご覧ください*

現在の国内のHIV感染状況

  • 2019年の日本のHIV新規感染者は903人(男性857、女性46)
  • 日本人男性感染者における同性間性的接触の割合は78%
  • 感染者の大多数は20~40代
  • 地域別感染者数は関東・甲信越、近畿、東海、九州の順に多く、人口10万対では上位10位に九州5県が含まれる。

HIVの治療費

治療費は個人個人で異なりますので、あくまで標準的な治療である多剤併用療法での負担額を示しています。

全額自己負担とした場合の治療費15万~20万円/月

×

健康保険の適用0.3

= 4万5千円~6万円/月

これに加えて再診料、定期的な血液検査等の諸検査料がかかってくるため、高額療養費制度等の医療費助成制度や所得補償制度を利用したとしても毎月の負担は少なくありません。

HIVの予防法

PrEPとは?

PrEP(プレップ)とはPre-Exposure Prophylaxisの頭文字をとった略称です。プレップは曝露前予防内服という意味で、HIVに感染していない人が感染リスクのある行為(性交渉など)の前から抗HIV薬を内服することでHIV感染リスクを減らします。WHOから「コンドームは相手任せの予防法ですが、PrEPは自分の意思で内服し、予防ができる」として推奨されています。※本来HIVに限ったものではありませんが、一般的にHIV感染予防法、予防に用いられる抗HIV薬自体のことをプレップと呼びます。

PrEPの効果

用法に従った服用により100%に近い予防効果が期待されますが、HIV以外の性感染症を予防できるものではないため注意が必要です。

PrEPをはじめる前に確認すべきこと

  • HIV検査の結果が陰性でHIVに感染していないこと
  • 成人であること
  • PrEPで使用する抗HIV薬の禁忌に該当しないこと(腎・骨障害に特に注意)
  • 自身にHIV感染リスクがあること

PrEPで使われる薬

PrEPではHIV感染症に対して使われている抗HIV薬を服用します。

※抗HIV薬の適応

日本では、抗HIV薬をHIV感染症予防のために使用することは適応外処方であり承認を得られていません。一方アメリカなどの諸外国では一部の抗HIV薬をPrEPなどのHIV感染症予防のために使用することが既に承認されています。

PrEP服用スケジュール

プレップの主な服用方法には次の2通りがあります。

デイリーPrEP

服用タイミング:性交渉の有無に関わらず毎日服用

用法用量:1日1回1錠

オンデマンドPrEP

服用タイミング用法:性交渉の前後に服用

用法用量:性交渉の2~24時間前に2錠、最初の内服から24時間ごとに1日1回1錠、最後の性交渉後は24時間ごとに1日1回1錠を2日間続けます。最後の性交渉から7日以内に性交渉がある場合は、例②のように性交渉前に1錠、最後の性交渉後は24時間ごとに1日1回1錠を2日間続けます。※7日以上経過した場合は新たなサイクルとして服用します。

例①

月曜13時 月曜22時 火曜13時 火曜13時 火曜22時 水曜13時 木曜13時
1回目の服用 性交涉 2回目の服用 性交涉 性交涉 3回目の服用 4回目の服用
2錠 1錠 1錠 1錠

例②

月曜13時 月曜22時 火曜13時 水曜13時 金曜19時 金曜22時 土曜19時 日曜19時
1回目の服用 性交涉 2回目の服用 3回目の服用 1回目の服用 性交涉 2回目の服用 3回目の服用
2錠 1錠 1錠 1錠 1錠 1錠

PrEP服用に関する注意

  • 服用によるHIV感染予防効果は100%ではありません
  • 他の性感染症に対する予防効果はありません。
  • 服用中も三カ月に一度の定期的なHIV検査が推奨されています。

最後に

今回は海外で取り組まれているHIV感染予防法について紹介しました。HIV感染のリスクがある方は、医療機関を受診し医師に相談の上適切な処置をお受けになることを推奨いたします。

参考

  • https://www.niid.go.jp/niid/ja/aids-m/aids-iasrtpc/9921-488t.html
  • https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/400-aids-intro.html
  • https://hiv-prep.tokyo/how-to-take-prep/

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