痛風発作は前兆症状や食事で予防しましょう。

症状

主に関節で激しい痛みと腫れ（痛風発作）が現れます。痛風発作は初期であれば2~3日程度、軽度であれば3時間程度でおさまることもありますが、治療をしないと年に数回発作と鎮静を繰り返すようになります。

好発部位

• 足の親指の付け根
• 足の甲
• 膝・手・肩の関節など

　 　

どんな時に起きやすい？

• ストレスを感じる時
• 激しい運動時
• 食べ過ぎ飲みすぎ

　

などで尿酸値の急変動が起きた時

前兆症状

関節の違和感やムズムズした感覚があり、夜間に感じる人が多いそうです。こ前兆期に気づき痛風発作予防薬を服用すると、関節への白血球の働きを抑え発作を予防することができます。

　　　　　　

痛風発作の治療

痛風発作時は患部を冷やすと楽になります。痛風発作の治療薬は予防薬と発作起こってから飲む抗炎症薬があります。

発作前兆期

• 痛風・家族性地中海熱治療剤

  ：痛風発作の前兆期に服用します

　　　　

発作極期

• 痛非ステロイド性抗炎症薬（NSAIDs）

  ：痛みや炎症が強い時に服用します

• ステロイド

  ：NSAIDs が使用できない場合に服用します

高尿酸血症を放置すると、、

そもそも高尿酸血症の方は痛風発作が現れていない場合でも慢性腎臓病、肥満、脂質異常症、糖尿病、高血圧などの合併していることが多い傾向にあります。このような状態が続くと動脈硬化が急速に進行し心臓病や脳卒中など重い病気に繋がる恐れがあります。

【高尿酸血症の治療】

治療の基本は食事などの生活習慣の改善です

食事

エネルギー摂取量を適正にする

• 標準体重を求めます

  標準体重（㎏）＝身長（ｍ）×身長（ｍ）×22

• 1日の適正エネルギーを算出します

  適正エネルギー＝標準体重×係数25～30

プリン体が多く含む食品を摂りすぎないようにする

プリン体は体内で分解されると尿酸が生じます。

• 肉類（内臓も含む）
• 魚の卵
• 豆類

アルコールを摂りすぎないようにする

アルコールを肝臓で代謝する過程で尿酸の排泄が妨げられます

生活習慣

• 適度な運動を心がける
• ストレスを溜めすぎないようにする

高尿酸血症治療薬

食事や生活習慣の改善が難しい場合や、尿酸値が8.0mg/dL以上の場合は薬物治療をすすめられます。また既にに痛風発作が出現している場合も発作がおさまってから尿酸値を下げる薬で治療が始められます