初めてのお買い物も安心
【PC商品】新生活応援キャンペーンバナー
カテゴリー

各種避妊方法の徹底比較!失敗率、費用、メリットデメリットを解説していきます。

みなさんは日頃どのような避妊方法を実践していますか?現在日本で行われている避妊方法は様々ですが、実はそれぞれに効果や費用などの特徴があります。その中から自分にとって効果的な避妊方法を実践することは自身やパートナーを守るためにとても重要ことです。今回の記事を読んだ方が自身やパートナー、ライフスタイルに合わせた最適な方法が見つけられれば幸いです。

各種避妊方法の失敗率

各種避妊方法の失敗率を*1一般的な使用 と*2理想的な使用とに分けて比較しています。*1一般的な使用はコンドームが外れた、ピルを飲み忘れたなどのケースを含みます。また失敗率は、それぞれ1つの避妊方法のみを一年間行った場合に1人の女性が妊娠する確率として計算されています。

避妊方法 失敗率*1 失敗率*2
避妊なし 85% 85%
コンドーム 18% 2%
リズム法 24% 0.4~0.5%
低用量ピル(経口避妊薬) 9% 0.3%
IUD(子宮内避妊用具) 0.8% 0.6%
IUS(子宮内避妊用具) 0.2% 0.2%
避妊手術(女性) 0.5% 0.5%
避妊手術(男性) 0.15% 0.1%

参考:Hatcher, R. A. et al.:Contraceptive Technology:Twentieth Revised Edition, New York:Ardent Media,2011(改変)

各種避妊方法

次にそれぞれの避妊方法についてメリットデメリットなどを紹介していきます。利用率については国連がまとめた「Contraceptive Use by Method 2019」のデータを参照しています。

コンドーム

利用率

34.9%

失敗例

  • 行為中に外れてしまった
  • コンドームの劣化や爪などにより行為中に破けてしまった
  • コンドームの装着タイミングを誤っていたex)射精時のみ装着
  • 射精後に男性器が小さくなりコンドームが膣内で外れてしまった

メリット

  • 正しく使用すれば高い避妊効果を持つ
  • 粘膜の接触を防ぐので性感染症を予防できる
  • コンビニなどで手軽に入手できる

デメリット

  • 正しく使用しないと避妊効果が低下する
  • 破れ・破損のおそれがある
  • 男性側の協力が必要

低用量ピル

低用量ピル(黄体・卵胞ホルモン製剤)の内服により排卵を抑制する

利用率

2.9%

メリット

  • 女性主導の避妊が可能
  • 正しく服用すればほぼ100%の避妊効果が得られる
  • 月経不順、月経過多、PMSなどの症状も和らげる

デメリット

  • 医師による処方が必要(OTC販売なし)
  • 毎日決まった時間に服用する必要がある
  • 服用し始めの2週間ほどは副作用(吐き気、胸のはり、頭痛など)がみられる
  • 重大な副作用として血栓症を発症する恐れがある(低用量ピル服用者の発症確率=被服用者の発症確率の3~4倍=0.003~0.009%<妊娠時の血栓症発症リスク0.1%)

リズム法

基礎体温や膣からの粘液の様子などを計測することで排卵日を予測する

利用率

2.1%

メリット

  • 副作用がない
  • 生理周期や体の変化を把握することができる

デメリット

  • 正確な予測には経験や慣れが必要
  • 生理不順や体調の変化があると予測が困難になる

IUD

子宮内に装着することで子宮内を着床しづらい環境に変える、さらに銅が付加された銅付加IUDは精子の運動性を抑える作用もあるため特に効果が高い

利用率

IUD、IUS合わせて0.4%

メリット

  • 女性主導の避妊が可能
  • 一度の装着で最長5年間の効果が期待できる

デメリット

  • 妊娠、出産経験のない女性は装着できないことがある
  • 医師の処置が必要
  • 月経量が増えることがある

IUS

黄体ホルモンを持続的に放出する機能を持った子宮内避妊具で、子宮内に装着することで子宮内膜が厚くなるのを防ぎ着床を抑えたり精子の子宮内への侵入を妨げたりする。

利用率

IUD、IUS合わせて0.4%

メリット

  • 女性主導の避妊が可能
  • 一度の装着で最長5年間の効果が期待できる
  • IUDとは異なり月経量が減少する

デメリット

  • 医師の処置が必要
  • 装着初期に不正出血がみられることがある

避妊手術

女性は卵管結紮、男性は精管結紮手術を行うことで、卵子と精子の通りみちを糸で塞ぐ

利用率

男性:0.1% 女性:0.6%

メリット

  • 1度の手術で永続的な効果が得られる

メリット

  • 外科手術を受ける必要がある
  • 術後に生殖機能を元に戻すことが困難

各種避妊方法の費用比較

避妊方法を選んだり続けたりする上で費用はかなり重要ですよね。各種避妊方法について必要な費用と効果持続期間から1か月あたりの費用を計算しました。

避妊方法 費用 効果持続時間 1月あたりの費用
コンドーム
※1日1回の性交として計算
100円~200円/個 1日 3000円~6000円
リズム法 × × ×
低用量ピル(経口避妊薬)
※薬代は1シート=1月分で計算
・薬(約3000円/月)
・血液検査費用(約3000円/半年)
30日 約3500円
IUD(子宮内避妊用具) ・診察、処置、器具費用(約3000円)
・検査料(約5000円/半年)
・取り外し費用(約10000円)
5年間 約1333円
(取り外し費用含めず)
IUS(子宮内避妊用具) ・診察、処置、器具費用(約5000円)
・検査料(約5000円/半年)
・取り外し費用(約10000円)
5年間 約1666円
(取り外し費用含めず)
避妊手術(女性) ・術前後検査、薬、手術費用(10~12万円) 永久的 ×
避妊手術(男性) ・術前後検査、薬、手術費用(10~12万円) 永久的 ×

避妊方法の相談は医療機関へ

今回は各種避妊方法の特徴ついて解説いたしましたが、疑問点や不安なことがある場合は自己診断は避け医療機関を受診することをおすすめいたします。