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「偽陽性」 「陽性的中率」 検査にまつわる用語を知ってコロナ時代のリテラシーを高める!

最近では新型コロナウイルスの影響で毎日のよう「陽性」「陰性」などの検査にまつわる単語を耳にするようになりました。

特に「感度」「精度」など検査の確かさを示す単語はなんとなく高い方が良さそうだということは共通認識になっていますが、あやふやなところもあるのではないでしょうか?
それぞれの意味をきちんと理解していると、流れてくるニュースや情報を今よりもっと把握できるようになるかもしれません。

そこで今回は検査に関する医療統計用語と考え方について解説していきます!


<検査結果>※例
検査結果の例

医療統計で検査について判断するときにでてくる用語について上の図の<検査結果>を例として解説していきたいと思います。
〇感度(真陽性率)← 知りたい:疾患を有する人をどれだけ陽性検出できるか

「感度」とは、ある疾患を有する人において検査で正しく陽性の結果がでる割合のことです。式で表すと「疾患を有する人のうち検査結果が陽性の人の数÷疾患を有する人全体の人数」となります。

上の図で考えてみると
 疾患を有する人(感染者) 60人+40人=100人
 そのうち結果が陽性の人         60人
よって
 感度(%)=60人÷100人×100=60%となります。


〇特異度(真陰性率)← 知りたい:疾患を有さない人をどれだけ陰性検出できるか

「特異度」とは、ある疾患を有さない人において検査で正しく陰性の結果がでる割合のことです。式で表すと「疾患を有さない人のうち検査結果が陰性の人の数÷疾患を有さない人全体の人数」となります。

上の図で考えてみると
 疾患を有さない人(非感染者) 99人+9901人=10000人
 そのうち結果が陰性の人             9901人
よって
 特異度(%)=9901人÷10000人×100=99.01%となります。


〇陽性的中率 ← 知りたい:結果が陽性の人ににどれだけ疾患を有する人がいるか
 陰性的中率 ← 知りたい:結果が陰性の人ににどれだけ疾患を有さない人がいるか

「陽性的中率」とは、ある疾患の検査で陽性の結果がでた人のうち実際にその疾患を有する人の割合のことです。式で表すと「検査結果が陽性の人のうち実際に疾患を有している数÷検査結果が陽性の人全体の人数」となります。
「陰性的中率」についても陽性的中率と同様に、「検査結果が陰性の人のうち実際に疾患を有さない人の数÷検査結果が陰性の人全体の人数」と式で表されます。

上の図で考えてみると
 検査結果が陽性の人         60人+99人=159人
 そのうち実際に疾患を有する人            60人
よって
 陽性的中率(%)=60人÷159人×100=37.74%となります。

 検査結果が陰性の人          40人+9901人=9941人
 そのうち実際に疾患を有さない人            9901人
よって
 陰性的中率(%)=9901人÷9941人×100=99.6%となります。


〇偽陽性率 ← 知りたい:疾患を有する人でどれだけ陰性が検出されてしまうか
 偽陰性率 ← 知りたい:疾患を有さない人でどれだけ陽性が検出されてしまうか

「偽陽性率」とは、ある疾患を有さない人のうち、検査では陽性の結果が出てしまった人の割合のことです。式で表すと「疾患を有さない人のうち検査結果は陽性の人÷疾患を有さない人全体の人数」となります。
「偽陰性率」についても偽陽性率と同様に、「疾患を有する人のうち検査結果は陰性の人÷疾患を有する人全体の人数」と式で表されます。

上の図で考えてみると
 疾患を有さない人(非感染者)    99人+9901人=10000人
 そのうち結果が陽性の人                 99人
よって
 偽陽性率(%)=99人÷10000人×100=0.99%となります。

 疾患を有する人(感染者)      60人+40人=100人
 そのうち結果が陰性の人               40人
よって
 偽陰性率(%)=40人÷100人×100=40%となります。



このように一口に検査の正確さと言っても様々な指標があります。100%正確な検査は存在しないため、知りたいことによってそれぞれの指標を使い分ける必要があります。各指標が何を表しているかをきちんと理解していれば、たとえ99%などインパクトのある数字があっても、印象に流されることなく冷静な判断ができるのではないでしょうか。

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