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室内でも起こる熱中症 症状と予防対策

日本は四季があり、その一つ一つの季節を楽しむことができるため
とても美しい国だと思います。

しかし、近年は寒さがひと段落すると夏日のような日が続いたり
シトシトと降る梅雨から、スコールのような大雨が降ったりと
日本の気候自体が変化していることを身をもって感じます。

総務省消防庁によると、2017年から2019年の統計では
熱中症発生場所の約4割が住居(敷地内全ての場所を含む)で発生しており、
室内にいても気温や湿度の変化に対応しきれず熱中症になる方が増えています。

今年の夏はwithマスクで熱中症のリスクが高まる恐れもあります。
熱中症の主な症状、応急処置法、予防法を知ることで
この夏の過ごし方にお役立てください。
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■熱中症の症状と応急処置

温度、湿度が高い中で体内の水分やミネラル分のバランスが崩れると
体温がうまく調節できなくなり、めまい、吐き気、体のだるさ、体温の上昇
さらにひどくなると痙攣や意識障害を引き起こし、死に至るケースもあります。

【軽症状】
・立ち眩み
・めまい
・手足のしびれ
・こむら返り

→すぐに涼しい場所へ移動し、水分・塩分補給を行いましょう。
 安静にして症状が改善した場合は、受診の必要はありません。

【中症状】
・頭痛
・体のだるさ
・吐き気や嘔吐
・判断力の低下

→すぐに涼しい場所へ移動し、十分な量の水分・塩分補給を行いましょう。
 衣類の締め付けがある場合は、衣類をゆるめて風を通し体を冷やしてください。
 安静にしても改善しない場合や、水分が口から飲めない場合は受診をしてください。

【重症状】
・痙攣
・意識障害(問いかけに返事がない、返答内容がかみ合わないなど)
・運動障害(うまく体を動かせない、歩けないなど)

→すぐに涼しい場所へ移動し、衣類をゆるめ氷や保冷剤などで体を冷やします。
 首の周りやわきの下、ふとももの付け根など太い血管がある部分を重点的に冷やしてください。
 経過をみるのではなく、救急車を呼んでください。


■子供・高齢者の特徴

【子供】

背が小さいため地面からの照り返しにより高温にさらされています。
大人に比べて汗腺の発達が未熟なため、
体温調節機能がうまくできず熱中症にかかりやすいのが特徴です。

水分補給や休憩をこまめにとるようにし
外出時は、通気性の良い洋服・帽子をかぶるようにしましょう。

【高齢者】
熱中症による救急搬送車の約50%が高齢者です。

・暑さを感じにくい
・喉の渇きに気づきにくい
・汗をかきにくい

体の反応が弱くなるため、知らず知らずのうちに
熱中症になってしまう危険性があります。
のどの渇きがなくても、こまめに水分補給を行うことや
こまめに室温をチェックし、暑さを感じなくても30℃以上になったら
エアコンや扇風機を使いましょう。


■熱中症予防のポイント

・室温をこまめにチェックする。
 27~28度設定を目安とし、扇風機やエアコンを使用しましょう。

・外出の際は、通気性の良い服装を心掛け、出かける前に水分補給を行いましょう。

・のどの渇きがなくても、こまめに水分補給を行いましょう。

・水分補給には経口補水液やスポーツドリンクを上手にとり入れましょう。
 ただし、スポーツドリンクは糖分も多いので飲みすぎに注意が必要です!

・お茶やアルコールは利尿作用があるため水分補給になりません。
 アルコールを飲むときは水も一緒に飲むようにしましょう。

・就寝中もコップ一杯程度の水分が体から失われるため、就寝前に水分を補給したり
 ベッドサイドにお水を置いておきましょう。

・適度な運動・食事・睡眠をとり、体調不良を招きにくい体をつくりましょう。
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熱中症は誰にでも起こる可能性があります。

今年は新型コロナウイルスの影響により
マスクで過ごす時間や、室内で過ごす時間が多くなるかもしれません。

熱中症リスクが高まるため、
日々、予防対策を行いながらこの夏を乗り切りましょう!