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ロコモティブシンドロームご存じですか?

【平均寿命】厚生労働省平成30年簡易生命表より

昭和30年:男性63.60歳 女性67.75歳
平成 2年:男性75.92歳 女性81.90歳
平成30年:男性81.25歳 女性87.32歳

【健康寿命】厚生労働省 第11回健康日本21(第2次)推進専門委員会資料より

平成28年:男性72.14歳 女性74.79歳

私たちの平均寿命は年々延び続け、今では“人生100年時代”と言われています。
その一方で、「健康寿命」と呼ばれる自立した生活を送れる期間が、
男性は約9年、女性は約13年も平均寿命より短いという事実があります。

つまり介護や支援が必要で、1人では日常生活を送ることが難しい人生が
約10年もあるということです。

できるだけ長く家で過ごしたい、自分の足で歩きたい、子供には迷惑をかけたくない
不安は大きくなるばかりですが、健康寿命を延ばすために知っておきたい
ロコモティブシンドローム(運動器症候群 通称ロコモ)についてご存じですか?
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■ロコモティブシンドローム(運動器症候群、通称ロコモ)とは

骨や筋肉、関節など運動器の衰えが原因で、
「立ちあがる」「座る」「歩く」といった機能が低下している状態を指します。
進行すると要介護や寝たきりになるリスクが高くなります。
車やエスカレーターなど便利な現代において、体を動かす機会が減少しており
全世代の方に注意が必要です。


■運動器とは

普段、体を自由に動かすことができるのは、運動器がスムーズに働いているためです。
運動器とは骨、筋肉、関節、脊髄や神経などの総称で、体を動かす仕組みのことを指します。
運動器はそれぞれが連携して働いており、どこか1つでも障害されると、体はうまく動かなくなるのです。


■予防のためにできること

1、骨・筋肉を強くするために運動をとりいれる
骨や筋肉は、負荷がかかるほど細胞が活発になり、強くなる性質があります。
エレベーターやエスカレーターは使用せず階段を使用する、
近距離の外出は車は使わずに歩くなど、日常生活のなかでできるだけ運動量を増やし 骨や筋肉へ負荷をかけるようにしましょう。

2、太陽の光を浴びる
カルシウムの吸収を助けるビタミンDは、太陽の光(紫外線)を浴びることで体内でもつくられます。
運動を兼ねて散歩しながら日光浴をすることが好ましいですが、
しみそばかす対策、美容のため、現代の日本人は過度に紫外線を避ける傾向にあります。
そのためビタミンDが不足している方が多く、骨粗鬆症が懸念されます。
紫外線対策を行っている方は、サプリメントを取り入れるのも1つの方法です。

3、骨を強くする食事
カルシウム・ビタミンD・ビタミンKは骨の形成に役立つ栄養素です。
カルシウムは吸収率が低い栄養素の1つです。
カルシウムを豊富に含むと言われて思いつく牛乳や乳製品でも吸収率は40~50%程度、
小魚や野菜、海藻からは20~30%程度といわれています。

ビタミンDは腸管からのカルシウム吸収をサポートします。
そのため、カルシウムとビタミンDは同時に摂ることが大切だといわれています。

吸収されたカルシウムの多くは骨の維持のために働きます。
ビタミンDとビタミンKは骨へのカルシウム沈着を促進すると考えられており
骨の形成をサポートする役目を持っています。

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平均寿命=健康寿命を目指して
いつまでも元気に過ごすため今できることから始めてみませんか?