大注目成分『NMN』のアンチエイジング作用を解説します！

　　　　　　　　　　　　　

アいま若返り効果が期待されるとして大注目の成分、NMNについて解説していきます！

NMNとは？

　　　　　　　　　　　　　

NMN（ニコチンアミドモノヌクレオチド）はNAD＋（ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド）という物質が合成される前段階の物質で、生体内でNAD＋を合成する上で重要な物質と考えられています。

NAD＋とは？

　　　　　　　　　　　　 　

NAD＋は細胞内でミトコンドリアがエネルギーを産生する反応において酸化還元反応の補酵素として働き、ミトコンドリア活性化作用を持ちます。
また、NAD＋は長寿遺伝子として研究が盛んなサーチュインという遺伝子群から発現（遺伝子から翻訳されタンパク質になる）する酵素SIRTを活性化することが明らかになっています。

　

サーチュインとは？

サーチュイン遺伝子は老化と寿命の制御に極めて重要な役割を果たすと2000年に発表されて盛んに研究が行われています。 サーチュイン遺伝子から発現する酵素SIRTは７種類あり、そのうちSIRT１の活性化にNAD＋が必須だと発見されました。

SIRT１はNAD＋により活性化されることで、様な遺伝子発現の制御やタンパク質活性化を行います。特に脳の視床下部で活性化されたSIRT１（他のSIRTも同様）が老化・寿命を制御していることがわかっています。

NAD＋の摂取方法

NAD＋自体は経口投与してもほとんどが消化器官で分解されてしまい、血管内投与しても意図しない反応で消費されてしまいます。

しかし、NAD＋の前段階物質であるNMNの場合は、研究から経口投与後すみやかに血液中に至り主要な代謝組織ですぐにNAD +に変換されることが分かりました。さらにヒトへの安全性が確認されたため体内のNAD＋を増やす方法としてNMNの経口摂取が有効であると考えられています。

NMNに期待される作用

ここまでをまとめると以下のようになります。

　　

• NAD＋の合成において前段物質であるNMNが重要
• 脳の視床下部において老化・寿命の制御に関る酵素SIRTの一種SIRT１の活性化にNAD＋が必要
• NAD＋は消化器官や血中からの接種が難しいが、NMNを傾口摂取すると安全かつ有効にNAD＋を間接的に摂取できる

　

これらのことから、NMNがNAD＋を介して間接的にSIRT１による老化・寿命の制御において重要な役割を持つのでは、と期待されています。

アいま若返り効果が期待されるとして大注目の成分、NMNについて解説していきます！